• 検索結果がありません。

家政学部・文学部・社会情報学部・比較文化学部(履修ガイドP76~77参照) 教育情報の公表 | 大学案内 | 大妻女子大学

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "家政学部・文学部・社会情報学部・比較文化学部(履修ガイドP76~77参照) 教育情報の公表 | 大学案内 | 大妻女子大学"

Copied!
320
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

 『履修ガイド』には、学生のみなさんが自分で自分の学生生活を計画し、実現していくた

めに欠かすことができない、基本的な情報がまとめられています。それは、みなさんが卒

業するまで必要となるものです。

 大学では、『学則』や諸規程で定められたルールに従って、学生自身が自分の判断で授業

科目を選択し、履修登録をして学習を進めていかなければなりません。『学則』は卒業の要

件や入学、退学、休学、留学などについて定めたルールであり、諸規程は、実際に授業や

学生生活を送るうえで必要となる、事務手続きなどについての決まりです。これらは、社

会における法律にあたるものですから、しっかりと理解しておかなければ、大学の中で自

分の判断で行動し、主体的に活動していくことはできません。

‌『履修ガイド』では、『学則』や諸規程を掲載すると同時に、実際の授業選択や履修登録を

どうしたらよいのか、などについても説明しています。これらは新入生にとって、真先に

必要となる情報です。

 さらに『履修ガイド』には、諸課程やキャンパスの諸設備、学生生活で必要になる様々

な事務手続きの方法などについてのガイドも掲載してあります。いずれも、大学をフルに

活用するために欠かすことのできない情報です。

 みなさんが学生生活で迷ったり、分からないことに出会ったとき、先生や事務窓口で相

談する前に、まず、『履修ガイド』を開いてみてください。解決の方法やヒントが見つかる

はずです。豊かな学生生活を送るために、『履修ガイド』を卒業まで手元に置いて、活用さ

れることを望みます。

は じ め に

2018 OTSUMA WOMEN,S UNIVERSITY

履修ガイド

大 妻 女 子 大 学

(2)

 大妻女子大学は、 卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のよ うな教育を行います。

1.総合的な人間教育として、 深く幅広い知識と教養を修得するために、 全学共通科目を設置する

2.専門職業人として社会で中核的役割を果たすに足る専門的な知識、 技術を修得するために、 専門科目を設置 する

3.主体的、 創造的な問題解決能力の育成及び関係的自立促進のために、 少人数及び個別で、 双方向性の指導を 行う

4.コミュニケーション力強化と国際感覚育成のために、 多様な語学教育などを行う

※本ポリシーは、平成 30 年4月現在のものです

 最新のものは、HP(http://www.otsuma.ac.jp/about/intro/diploma)で確認してください。

大妻女子大学 教育課程の編成及び実施に関する方針

(3)

 大妻女子大学は、豊かな教養と思いやりの心を持ち合わせた真に自立した女性を育成することをミッションと しています。その実現に向け以下の能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学位 を授与します。

1.社会の全体像を理解できる深く幅広い知識と教養を修得し、変化する 21 世紀の社会環境に対して、新たな 課題を見いだし主体性、創造性を持って問題を解決していく能力

2.他者との支え合いの中で作られていく個々人の自己決定性(関係的自立)を身につけ、社会の構成員として の自覚を持って、修得した知識と技術を積極的に活用していく能力

3.関係的自立の確立過程で培ったコミュニケーション力を駆使し、グローバル化した社会において、自己の未 来を切り開いていく能力

4.講義、演習、卒業論文等の作成を通して学部、学科、専攻の専門的知識 ・ 技術を修得し、社会集団において 中核的 ・ 指導的な役割を果たしていく能力

※本ポリシーは、平成 30 年4月現在のものです

 最新のものは、HP(http://www.otsuma.ac.jp/about/intro/diploma)で確認してください。

(4)

 私たちは、たくさんのモノに囲まれ、物質的にとても豊かな生活を送っています。しかし、その一方で、生活 習慣病や環境破壊が深刻化したり、家族や親子をはじめとした人間関係のあり方が大きく変わっていくなど、次々 と新しい問題も生まれています。

 これからの家政学は、一人の生活者としての視点からこうした問題に取り組み、それを科学的に研究すること で、その解決方法を生み出していく学問になることが要求されています。

 家政学部では、新しい時代に求められる学びをリードする『未来志向型サイエンス』を主軸に教育を行い、自 立心あふれる職業人の育成を教育の方針としています。

 家政学部は、被服学科、食物学科(食物学専攻、管理栄養士専攻)、児童学科(児童学専攻、児童教育専攻) 及びライフデザイン学科の4学科4専攻で構成され、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げ た目標を達成するために、それぞれ次のような教育を行います。

[被服学科]

 被服学科では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のよう な教育を行います。

1.知識・理解

衣に関する科学的な専門知識や技術を有するために、人体の構造や繊維素材、デザイン・制作、アパレルの 生産、ファッションビジネスの各分野に関連する授業を履修する。

2.思考・判断

創造的思考力を養うために、「ゼミナールⅠ」「ゼミナールⅡ」などを履修する。 3.関心・意欲・態度

(1)‌‌4 つの領域(繊維素材 / デザイン・制作 / アパレル生産 / ファッションビジネス)の専門科目について、 自らの希望に合わせて選択しながら履修する。

(2)‌‌1 級衣料管理士として社会に貢献できる意欲・能力を有するために、テキスタイルアドバイザー実習な どを履修する。

(3)‌‌家庭科教諭資格取得のための科目が選択できる。 4.技能・表現

「卒業研究」を必修科目とし、専門科目を中心とする学力の総合化を行い、コミュニケーション能力を養う。

[食物学科] ①食物学専攻

 食物学科食物学専攻では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、 次のような教育を行います。

1.知識・理解

食と健康に関する科学的な専門知識や技術を有するために、人体の構造と機能、食品と衛生、栄養と健康の 各分野に関連する授業を履修する。

2.思考・判断

創造的思考力を養うために、食物学演習のゼミを履修する。 3.関心・意欲・態度

(1)栄養士として社会に貢献できる意欲・能力を有するために、栄養士概論、校外実習などを履修する。 (2)家庭科教諭または栄養教諭資格取得のための科目が選択できる。

(3)インターンシップや資格取得のための科目が選択できる。 4.技能・表現

家政学部 教育課程の編成及び実施に関する方針

(5)

②管理栄養士専攻

 食物学科管理栄養士専攻では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するた めに、次のような教育を行います。

1.知識・理解

(1)‌‌食と健康に関する科学的な専門知識や技術を有するために、食べ物と健康、基礎栄養学などの専門基礎 科目に関連する授業を履修する。

(2)‌‌疾病の発症メカニズムに関する知識を有するために、人体の構造と機能及び疾病の成り立ちの専門基礎 科目に関連する授業を履修する。

2.思考・判断

健康状態を適切に評価でき、健康的な食生活を提案する能力・判断力を養うために、専門科目に関連する授 業を履修する。

3.関心・意欲・態度

(1)‌‌人の命を預かる医療職として、管理栄養士の使命や責任感を有するために、管理栄養士概論および専門 科目に関連する授業を履修する。

(2)‌‌栄養教諭資格取得のための科目が選択できる。 4.技能・表現

栄養教育が実践できる能力を養い、課題の発見と解決のために、臨地実習に関連する授業を履修する。

[児童学科] ①児童学専攻

 児童学科児童学専攻では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、 次のような教育を行います。

1.知識・理解

法令に準拠し、保育士ならびに幼稚園教諭になるために必要な専門的知識を学ぶ。乳幼児の教育・保育なら びに子育て支援、子どもや子育て家庭を取り巻く福祉問題など幅広く学ぶ。

2.思考・判断

法令に準拠し、保育士ならびに幼稚園教諭になるために必要な専門的な技能・技術を演習や実習を中心に学ぶ。 3.関心・意欲・態度

法令に基づく実習に加え、児童学基礎体験演習、子どもと遊び、児童学ワークショップ、児童学福祉施設演 習、アドバンス実習等に基づき、子どもの心身への共感的理解や援助、子どもを中心にした関係のネットワー ク構築について学ぶ。

4.技能・表現

「自分と向き合う(動きながら自分を知る)」「他者と向き合う‌(関わることを通して他者を知り、自分を育 てる)」「社会と向き合う(社会の中で専門職としての役割を自覚し行動する)」「多様な問題と向き合う(専 門職としての問題意識と自らの課題を追究する)」プロセスを通して、専門家として、生涯にわたって子ど もを巡る環境や社会に目を向け、当事者としての関心を持ち続ける主体的態度の育成をはかる。

②児童教育専攻

 児童学科児童教育専攻では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するため に、次のような教育を行います。

1.知識・理解

(6)

2.思考・判断

法令に準拠し、小学校教諭ならびに幼稚園教諭になるために必要な専門的な技能・技術を演習や実習を中心 に学ぶ。‌

3.関心・意欲・態度

法令に基づく実習に加え、児童学基礎体験演習、児童学ワークショップ、小学校総合演習、アドバンス実習 等に基づき、子どもの心身への共感的理解や援助、子どもを中心にした関係のネットワーク構築について学ぶ。 4.技能・表現

「自分と向き合う(動きながら自分を知る)」「他者と向き合う‌(関わることを通して他者を知り、自分を育 てる)」「社会と向き合う(社会の中で専門職としての役割を自覚し行動する)」「多様な問題と向き合う(専 門職としての問題意識と自らの課題を追究する)」プロセスを通して、専門家として、生涯にわたって子ど もを巡る環境や社会に目を向け、当事者としての関心を持ち続ける主体的態度の育成をはかる。

[ライフデザイン学科]

 ライフデザイン学科では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、 次のような教育を行います。

1.知識・理解

(1)家庭生活を中心とする生活経営および生活文化について体系的に学ぶ。

(2)‌‌「家庭」「地域・社会」「自然環境」という空間において展開される生活の営みを幅広く学ぶことによって、 生活を捉える視野を拡大する。

2.思考・判断

(1)‌‌問題提起型の授業を通じて、生活の諸課題を解決するための前提となる論理的思考力・分析力・考察力 を養う。

(2)‌‌3 年次からのゼミナールで、特定の専門的方法(ディシプリン)から生活を深く追究することを学ぶと 共に、少人数教育による活発な議論を通じて深い思考力・判断力を養う。

3.関心・意欲・態度

(1)‌‌幅広い学修に先立ちライフデザイン学科必修の基礎科目(コア科目)である「生命論」「生涯発達心理学」 「ライフデザイン学総論」を履修することを通じて、生命・人生・生活という多義的な概念であり、「真

に豊かな生活」を考えるための根本的な概念である ‘LIFE’ の意味、重要性を理解する。

(2)‌‌感性教育や体験学習を通じて、モノ・コト・自然と主体的に関わるための豊かな感性を育み、創造力を 培う。

(3)‌‌グループ・ワーク等のアクティブ・ラーンニングを通じ、他者への共感力を養いながら、他者と協働し て課題解決に取り組む意欲を養う。

4.技能・表現

(1)‌‌各種デザインに関する科目を履修し、日常生活を豊かにするためのデザインの基礎的技能を養う。 (2)‌‌展開科目、ゼミナール、卒業論文・卒業制作を通じて、「真に豊かな生活」というにふさわしい新しい

ライフスタイルを構想(デザイン)する力と、自らの考えを的確に表現し、他者とコミュニケーション する能力を養う。

※本ポリシーは、平成 30 年4月現在のものです。

(7)

 家政学部は、家庭という社会における最小単位から、科学的で豊かな生活を実践するために必要な問題意識を 育み、社会の複雑な構造や問題を把握し、解決へと導くことのできる、真に自立した社会人を育成することを目 指しています。

 以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生には、卒業を認定し、学士の学位を授与します。 1.知識・理解

各学科の専門領域(被服、食物、医療、児童、家庭生活等)に関する諸問題を理解し、幅広い知識を身につ けている。

2.思考・判断

各学科の専門領域(被服、食物、医療、児童、家庭生活等)に関する諸問題について自ら考え、適切な対処 法を判断できる。

3.関心・意欲・態度

各学科の専門領域(被服、食物、医療、児童、家庭生活等)に関する諸問題について常に関心を持ち、対処 しようとする姿勢を有している。

4.技能・表現

各学科の専門領域(被服、食物、医療、児童、家庭生活等)で活躍できる技能を有し、研究、指導、問題解 決(具現化)ができる。

[被服学科] 

 被服学科では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学位を授 与します。

1.知識・理解

被服に関する幅広い知識と技能を修得し理解できる。 2.思考・判断

被服に関する知識と技能をもとに、科学的な見方ができ、適切に判断することができる。 3.関心・意欲・態度

衣生活に深い関心をもち、繊維・アパレル関連産業などにおいて、意欲的に活躍できる。 4.技能・表現

卒業研究などを通して、その成果を十分に発揮できる能力を有している。

[食物学科] ①食物学専攻

 食物学科食物学専攻では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士 の学位を授与します。

1.知識・理解

食と健康に関する科学的な専門知識や技術を有している。 2.思考・判断

食に関する専門知識や技術を活かして、企画・開発するための創造的思考力を有している。 3.関心・意欲・態度

食の専門家として真摯な姿勢をもって社会に貢献できる意欲・能力を有している。 4.技能・表現

高いコミュニケーション力により、諸問題に関してわかりやすい健康教育ができる能力を有している。

(8)

②食物学科管理栄養士専攻

 食物学科管理栄養士専攻では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、 学士の学位を授与します。

1.知識・理解

(1)食と健康に関する科学的な専門知識や技術を有している。

(2)人体の機能と、疾病の発症メカニズムに関する知識を有している。 2.思考・判断

(1)健康状態を適切に評価できる能力を有している。

(2)個々の人に適した安全で、健康的な食生活を提案する能力・判断力を有している。 3.関心・意欲・態度

人の命を預かる医療職としての使命や責任感を有している。 4.技能・表現

人々の健康の保持・増進及び疾病予防のために、適切な栄養教育が実践できる能力を有している。

[児童学科]

 児童学科では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学位を授 与します。

1.知識・理解

子どもについて内面も含めて理解するために不可欠な児童学の専門的知識を有している。 2.思考・判断

保育・教育に関わる専門的な技能・技術と判断力を有している。 3.関心・意欲・態度

論理的思考力・表現力・共感力に基づき、子どもを中心にした関係のネットワークを作り上げることのでき る能力を有している。

4.技能・表現

変化する社会における子どもに関わる幅広い視野と多様な問題に対処できる能力を有している。

[ライフデザイン学科]

 ライフデザイン学科では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士 の学位を授与します。

1.知識・理解

(1)家庭生活を中心とする生活経営および生活文化に関する幅広い教養を身につけている。 (2)「家庭」「地域・社会」「自然環境」の相互のかかわりについて理解している。

2.思考・判断

生活の諸課題を解決するための論理的思考力・分析力・考察力を身につけている。 3.関心・意欲・態度

(1)モノ・コト・自然に対する豊かな感性、人に対する共感的な態度を身につけている。 (2)自らの人生において「真に豊かな生活」を思い描くことができる。

(3)社会において「真に豊かな生活」を実現するために、職業・地域活動その他を通じ、他者と協働できる。 4.技能・表現

(1)豊かな感性を生活の中でかたちにするデザイン力を身につけている。

(2)自らの考えを、他者に的確に伝えるためのコミュニケーション力を備えている。

※本ポリシーは、平成30年4月現在のものです。

(9)

 文学部のカリキュラムは、‌言語運用能力の達成と人間性の錬磨を共通課題として編成されています。文学部を 構成する 3 つの学科は、学問の体系性を反映し、個々の学生の関心に対応するため、固有のカリキュラムを設置 しています。それぞれの学科では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成する ために、独自の方針(カリキュラム・ポリシー)を設定しています。

[日本文学科]

 日本文学科では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のよ うな教育を行います。

1.教育内容

 日本人の心の表現である日本文学。日本文学科は、 日本語と日本文学について深い教養を身につけ豊かな情操 を育成する学科です。「文学」 を研究することは、その作品が作者のどのような人生観・社会観を伝えようとし ているかを考えることといえます。同時にその様々な思いを伝える手段としての日本語の歴史・特質を学んでい きます。

2.教育方法

 詩歌・物語・小説・エッセイ・評論等々それぞれの時代に生きた人々の「ことば」と「文学」を通して日本語 の美しさや日本人の生活を再発見し、さらにそうした各自の「発見」を、他者に向かって発信できる日本語運用 能力・プレゼンテーション能力の向上を図ります。そして豊かな人間性と教養を身につけ、より深い人間理解が できる感性を備え、次代に日本文化の伝統を伝えることができる女性を育てます。

3.評価方法

 さまざまな資料に基いた実証的な研究方法を身に付け、それによって、日本語と日本文学の理解がどの程度深 くできるようになったかを中心に、評価してゆきます。

[英文学科]

 英文学科では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のよう な教育を行います。

1.教育内容

(1)‌‌1、2 年次を中心に 25 の英語科目を配置して、これを OEP(Otsuma‌English‌Program)と総称します。 これらを通じて実践的な英語力を育成します。各科目は英語の 4 技能(Speaking,‌Listening,‌Reading,‌ Writing)の中のいずれか1つに焦点を当て、その向上をめざします。また、英語力向上のための奨励 策によって、TOEIC®などの資格試験で高い成績を収めるための努力の継続を支えます。

(2)‌‌1 年次には初年度教育として「基礎セミナー」を設置して、少人数体制で英語の効果的な学習方法を学 ぶとともに、PELLEC‌(Program‌for‌English‌Literature,‌Linguistics,‌Education‌and‌Culture)と総称 する 4 つの専門分野、すなわち英語圏の文学・英語学・英語教育学・英米文化の各領域で扱うテーマを 学び始めます。さらに大学での学びを深めるためのアクティブ・ラーニングの手法を身につけます。 (3)‌‌PELLEC の 4 つの専門領域、すなわち英語圏の文学・英語学・英語教育学・英米文化の各領域の学修は、

各学年に配置した科目によって段階的に深めていきます。

①‌‌英語圏の文学:「英文学入門」、「米文学入門」(以上2年)、「英文学(近代)」、「英文学(現代)」、「英文学 (特論)」、「米文学(近代)」、「米文学(現代)」、「米文学(特論)」(以上3・4年)

②‌‌英語学:「英語学入門」(2年)、「英語学(音声・音韻)」、「英語学(語彙・形態)」、「英語学(語法・文法)」、 「英語学(意味・語用)」、「英語学(特論)」(以上3・4年)

③‌‌英語教育学:「英語教育学(第二言語習得論)」、「英語教育学(児童英語教育1)」、「英語教育学(英語教育2)」、 「英語教育学(メディア論)」(以上3・4年)

文学部 教育課程の編成及び実施に関する方針

(10)

④‌‌英米文化:「イギリス入門」、「アメリカ入門」(以上1年)、「異文化間コミュニケーション1」、「異文化間 コミュニケーション2」(以上2・3・4年)、「英米文化(言語)」、「英米文化(社会)」、「英米文化(身 体表現・映像)」、「英米文化(特論)」(以上3・4年)

(4)‌‌3 年次からは、13 のセミナーの中から 1 つを選んで 2 年間通して受講します。13 のセミナーは 4 つの 専門分野、すなわち英語圏の文学・英語学・英語教育学・英米文化のいずれかに焦点を当てて学びます。 そこでの研究は 4 年間の学修の集大成である卒業論文としてまとめられます。

2.教育方法

(1)‌‌1、2年次の OEP 科目の授業は、プレイスメント・テストの結果に基づいて編成される習熟度別クラ スで行われ、英語力を効率よく伸ばします。

(2)‌‌OEP 科目の「ISEC」では、4 日間の合宿を行い、英語のネイティブ・スピーカーの指導を通して特に Speaking と Listening の力を強化します。

(3)‌‌長期・短期の英語圏への留学を勧め、参加する学生を支援します。留学先で取得した単位を卒業単位と して認定するので、1 年間の長期留学参加者も 4 年間で卒業することができます。また、英文学科が独 自に実施する「ロンドン大学音声学セミナー」では、音声学の知識と実技を学びます。

(4)‌‌e ラーニング・システム Manaba を活用して、予習と復習さらに課題への取り組みなど授業外の充実し た学習を支援します。

3.評価方法

(1)‌‌OEP 科目の「英文法(基礎)」(1年)ではグラマー・コンテストを実施して文法力の強化を、また「英 文講読(発展)」(2年)の授業ではボキャブラリー・コンテストを実施して語彙力の増強を、さらに「英 語発音入門」(1年)と「英語音声学演習」(1年)の授業と関連させてレシテーション・コンテストを 実施して英語発音能力の向上を図ります。これらのコンテストによって学生の英語力を評価するととも に、英語学習への意欲を高めます。

(2)‌‌3 年次からのセミナーは少人数で行われ、担当教師による行き届いた指導を受けながら自主的に研究を 進めます。学修の集大成である卒業論文は、複数の教員によって評価されます。

[コミュニケーション文化学科]

 コミュニケーション文化学科では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成す るために、次のような教育を行います。

 

1.教育内容

(1)‌‌深く幅広い知識と教養の修得を目的とする全学共通科目、「異文化コミュニケーション」「メディア・コ ミュニケーション」を柱とする専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習を適切に組み合わせた授業 を開講します。

(2)‌‌「異文化コミュニケーション」「メディア・コミュニケーション」はカリキュラム編成の柱であり、専攻 ではありません。学生は、これらの柱で構成された科目群から自由に選択して履修することができます。 (3)‌‌カリキュラムは、領域横断型に編成されており、1・2年次では、専門分野を決めず、専門分野が異な

る専任教員全員によるリレー講義などで広い視野を養い、少人数ゼミでプレゼンテーション、ディスカッ ションなどを通して主体性を伸ばします。

(4)‌‌外国語は、主に1・2年次で学び、3・4年次でも発展的に学べます。全学共通科目で英語を必修とし、 さらに欧米・アジア諸言語科目の中から選択して履修し、専門教育科目で英語専修・中国語専修に分か れて、実践的外国語運用能力を育みます。日本語は、全学共通科目で、文章表現を必修として口頭表現、 読解を選択して履修でき、さらに専門教育科目で口頭表現法を必修としています。

(11)

(6)‌‌以上のように、1・2年次で広い視野を養い、3・4年次で深く専門を探究することにより、幅広さと 専門性を具えるバランスのとれたT字型人間を育成するカリキュラムとなっています。

2. 教育方法

(1)‌‌主体的な学びの力を高めるため、アクティブ・ラーニングを取り入れた教育方法を実施します。 (2)‌‌1・2年次に開設されている必修の少人数ゼミでは、プレゼンテーション、ディスカッションを取り入

れるなど、学生の主体性を育む手法を用い、その中で、課題の気付きを促し、調査・情報収集の方法も 考えます。

(3)‌‌3・4年次に開設されている卒業研究ゼミでは、担当教員が、学生の興味に基づいて、学生の個性を伸 ばすきめ細かな指導を2年間にわたり行います。

(4)‌‌学生と教員でコミュニケーション文化学会を構成し、学生主体で発表会や講演会を企画運営します。 3.評価方法

(1)GPAをチェックし、数値が高い学生には履修単位の上限を引き上げ、低い学生には別途指導を行います。 (2)4年間の学修成果として卒業研究を重視し、複数教員により総合的評価を行います。

※本ポリシーは、平成 30 年4月現在のものです。

(12)

 文学部では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学位を授与 します。

1. 知識・理解

人間と言葉に関する深く広い知識を有する。 2. 思考・判断‌

人間と言葉に関する事象を客観的に観察し、正確に分析することができる。 3. 関心・意欲・態度

多様な価値観に関心を持ち、異なる価値観を尊重することができる。 4. 技能・表現

人間と言葉の関係を認識し、的確な意思伝達を行うことができる。

[日本文学科]

 日本文学科では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学位を 授与します。

1. 知識・理解

文化的リテラシーと教養を身につけ、日本文学・文化・芸術・芸能の伝統を発展的に継承することができる能力。 2. 思考・判断‌

日本社会の能動的な担い手として活動するために、様々な言説や物事を冷静に分析し、調査し、判断し、そ の結果を的確に他者に向かって発信できる能力。

3. 関心・意欲・態度

他者の考えをしっかり受け止め、自分とは異なる立場、異なる意見を持った人々の考えを理解し、問題解決 のために対話を重ねられる能力。

4. 技能・表現

正確で柔軟な日本語運用能力、明確なプレゼンテーション能力。

[英文学科]

 英文学科では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を取得した学生に、卒業を認定し、学士の学位を授 与します。

1.知識・理解

(1)‌‌英語圏の文学・英語学・英語教育学・英米文化の各領域における専門的な知識を持ち、人間にとっての 普遍的なテーマを理解することができる。

(2)国際社会を生きるために、他者理解と共生の課題を理解し、それらを分析することができる。 2.思考・判断・表現‌

(1)‌‌英語圏の文学・英語学・英語教育学・英米文化の各領域が扱うテーマを深く思考し、諸問題を客観的か つ相対的に評価することができる。

(2)‌‌建設的な批判力を持って各領域の問題を捉え、それにどう対応するかを主体的に判断し、その考えを的 確に表現することができる。

3.関心・意欲・態度‌

(1)‌‌英語圏の文学・英語学・英語教育学・英米文化の各領域が扱うテーマに対する深い関心に基づき、それ らのテーマを追求する意欲を持ち、主体的に研究する態度を持つ。

(13)

な関係を創造しようとする態度を持つ。

(3)‌‌培った英語力を駆使して、世界の人々と積極的にコミュニケーションを取ろうとする意欲を持つ。 4.技能

(1)英語の 4 技能(Speaking,‌Listening,‌Reading,‌Writing)を駆使する実践的コミュニケーション能力を持つ。 (2)‌‌国際社会に生きる一員として、英語を用いて世界の人々とコミュニケーションを取り、諸活動に参加し、

仕事をすることができる。

[コミュニケーション文化学科]

 コミュニケーション文化学科では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定 し、学士の学位を授与します。

1.知識・理解

 コミュニケーションと文化を切り口に課題解決を考える本学科では、「国際性」「現代性」「学際性」をキーワー ドに、以下の能力を身につけます。

(1)‌‌国際性=世界の異なる価値観を理解し、共生と協働ができる。

(2)‌‌現代性=歴史を踏まえた現代の文化・社会を理解し、問題の発見と解決ができる。

(3)‌‌学際性=人文科学・社会科学の基礎知識と手法を身につけたうえで、こうした従来の学問の枠組みにと らわれない自由な発想と分野が開拓できる。

2.思考・判断・表現

(1)‌‌コミュニケーション能力=異文化および価値観の異なる他者とのコミュニケーションにおいて、他者を 受け容れ、メディアの情報を正しく読み解いた上で、自分の考えを口頭や文章などで的確に伝えられる。 (2)‌‌論理構成能力=自ら設定あるいは与えられた課題について、筋道立てて考え、課題の問題点と論点を発

見し、表現できる。 3.関心・意欲・態度

(1)課題解決力=筋道立てて考えた上で、問題点の解決のために自ら行動できる。 4.技能

(1)社会貢献力=大学での学びを社会で実践し、その発展に貢献することができる。

※本ポリシーは、平成30年4月現在のものです。

(14)

 社会情報学部における教育の主眼は、①情報の整理・活用力と問題解決力、②生活・環境・情報の各課題に対 する的確な意思決定能力、③自己実現に不可欠な他者とのコミュニケーション能力の養成にあります。

 卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次のような教育を行います。

1.基本実技としての情報処理実習と、国際的コミュニケーション能力を育成する目的での英語を中心とした語 学教育を3専攻共通の基礎的な科目として位置付けます。

2.1 年次に開講される少人数教育である基礎演習を出発点として、専攻ごとに社会科学、人文科学から自然科 学まで幅広い専門科目を総合的に学びます。

3.3 年次から必修の少人数ゼミナールと卒業研究を通じて、情報の整理・活用力と問題解決力を実践的に育成 します。

 本学部は社会生活情報学専攻、環境情報学専攻、情報デザイン専攻の 3‌専攻で構成され、それぞれ次のよう な方針を定めています。

[社会情報学科 社会生活情報学専攻]

 社会生活情報学専攻では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、 次のような教育を行います。

1.経済学・経営学、メディア学・社会学などを軸に、社会科学・人文科学分野の諸科目の学修を通じた総合的 な情報処理能力の育成。

2.グローバル化、複雑化するさまざまな社会事象を理解するため、発表や討論を通して幅広い知識や情報リテ ラシーを修得。

3.卒業要件達成状況(単位取得状況・GPA)を通して教育課程全体の学修成果を評価。

[社会情報学科 環境情報学専攻]

 環境情報学専攻では、卒業の認定に関する方針 ( ディプロマ・ポリシー ) に掲げた目標を達成するために、次 のような教育を行います。

1.基礎となる必修科目を中心として、環境創成学に関する知識の修得。

2.環境に関する課題に対し、情報を収集分析し、それをもとに論理的に考え的確な判断のできる能力の育成。 3.暮らしのデザインを中心として、持続可能な環境や社会への提案と情報発信に関わる技術の修得。

4.卒業要件の達成状況(単位取得状況および GPA)を通して教育課程全般の学修成果の評価。

[社会情報学科 情報デザイン専攻]

 情報デザイン専攻では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、 次のような教育を行います。

1.情報基礎科目により、大学での学びの基礎や自己のキャリアを考えるための基礎知識を修得するとともに、 理論的および技術的知識と基本的情報処理能力を修得します。

2.システム系科目及びデザイン系科目により、情報デザインに対する各自の関心や目的に合わせて科目を選択 することで自己の専門分野を形成します。

3.卒業研究を通して、3‌年次までに修得した知識をもとに、専門領域の研究に対して自らテーマを設定し、研 究計画をたて、調査、分析、考察、発表を行うことによって実践的な力を身につけます。

※本ポリシーは、平成 30 年 4 月現在のものです。

 最新のものは、HP(http://www.otsuma.ac.jp/academics/university/sis)で確認してください。

社会情報学部 教育課程の編成及び実施に関する方針

(15)

 社会情報学部は高度情報化社会において真に自立した、社会に貢献できる女性を育成することを目標としてい ます。以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学位を授与します。

1.21 世紀の高度情報化社会において社会生活をおくる上での必要な能力すなわち、情報を整理 ・ 活用し、問 題を解決する能力。‌

2.自立した個人として、生活、環境、情報の各課題に対し、的確な意思決定をする能力。

3.語学教育などで培った国際的なコミュニケーション力をベースに、グローバル化した社会において、自己の 未来を切り開いていく能力。‌

[社会情報学科 社会生活情報学専攻]

 社会生活情報学専攻では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士 の学位を授与します。

1.社会・人文分野の知識を修得し、これを基礎に現代社会のさまざまな事象について分析する能力。 2.情報を適切に取捨選択した上で、効果的な情報発信やコミュニケーションを行う能力。

[社会情報学科 環境情報学専攻]

 環境情報学専攻では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の学 位を授与します。

1.環境創成学に関する知識と、それをもとにした論理的に考える能力。 2.環境に関する課題に対し、総合的かつ的確な判断のできる問題解決力。

3.持続可能な「環境づくり」へのとりくみを表現、発信するための情報技術、コミュニケーション能力。

[社会情報学科 情報デザイン専攻]

 情報デザイン専攻では、以下の要件や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生に、卒業を認定し、学士の 学位を授与します。

1.情報処理や情報デザインに関する知識や技能を修得し、それらを創造的に応用する能力。 2.新たな問題を解決し未来を築いていくための、課題発見能力およびコミュニケーション能力。 3.修得した情報処理や情報デザインに関する知識や技能を、社会の中で主体的に活用する能力。

※本ポリシーは、平成 30 年4月現在のものです。

 最新のものは、HP(http://www.otsuma.ac.jp/academics/university/sis)で確認してください。

(16)

 比較文化学部では、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた目標を達成するために、次の ような教育を行います。

1.世界各地域の文化を研究するために、英語を必修として、フランス語、ドイツ語、中国語、ロシア語、スペ イン語、韓国語のうちいずれかの言語を履修するとともに、

2.日本文化を含む世界の文学・美術・宗教・歴史・文化などを、講義とゼミで比較研究します。 3.こうすることにより、急激に変化する国際社会に柔軟に対応できる人材の養成を行います。

4.比較文化学部の 4 年間の教育課程は、入門(1 年)から文化論(2 年)、演習(3 年)、卒論(4 年)へと展開 していく積み上げ式で設計されています。それぞれの節目で教員との懇談により、自分で進路を決断して行 きます。

  ‌したがって、比較文化学部は文化の勉強を促すにとどまらず、文化の勉強によって学生の自立を意識的に促 すのです。

[比較文化学科]

 比較文化学部は、比較文化学科 1 学科のみの学部ですが、その学科はアジア文化コース、アメリカ文化コース、 ヨーロッパ文化コースの3コースで構成されています。

※本ポリシーは、平成30年4月現在のものです。

 最新のものは、HP(http://www.otsuma.ac.jp/academics/university/ccs)で確認してください。

比較文化学部 教育課程の編成及び実施に関する方針

(17)

比較文化学部では、「多様な文化の中の自立する私(関係的自立)」を育成します。その実現に向け、以下の要件 や能力を身につけ、所定の単位を修得した学生には、卒業を認定し、‌学士の学位を授与します。

1.自他の文化の比較を通じて、国際理解を深め、柔軟、かつ主体的に問題解決をはかる能力。‌ 2.多文化共生の時代に専門知識を活用して社会に貢献する能力。‌

3.多文化共生の時代に求められる新たな文化を創造する能力。

4.特に比較文化学の講義や演習、卒業論文を通じて主体性を養い、社会集団においても主導的役割を果たして いく能力。

※本ポリシーは、平成30年4月現在のものです。

 最新のものは、HP(http://www.otsuma.ac.jp/academics/university/ccs)で確認してください。

(18)

 本学の教養教育では、各学部での専門教育と相まって、本学の教育理念である「関係的自立」を具現する女性 の育成をめざして、深く幅広い知識と教養を修得するために、基礎力の確保と汎用能力および多様な視点の獲得 を目標とする教育課程を編成します。

 また、学部の相違によって教養教育に違いが生じることが無いよう、科目構成を全学共通カリキュラムとしま す。

 本学の教育理念である「関係的自立」は、豊かな教養と思いやりの心を持ち合わせ、社会に貢献しうる能力を 身につけつつ、他者との関係の中で自らの役割を自覚し、自立できる人間形成を目指すものです。

 以下、本学の教養教育の特色を掲げます。

1. 本学のアイデンティティを理解し、「関係的自立」を具現する人材を育成する。

 本学を創立した大妻コタカの学びへの願いを理解し、その歴史を「大妻教養講座」でたどることで、本学の教 育理念である「関係的自立」をより深く理解し、その具現を目指す。

2. 学修のための基礎力と汎用能力を養う。

 「基礎科目」区分で、学びのための基礎力を身につけた上で、主体性、計画力、チームワークといった社会的 及び職業的な自立の基盤となる汎用能力を広く養う。

3. 幅広い知識と多様な視点を獲得する。

 「教養科目」区分の様々な科目によって、現代世界の動向と自分そして他者を多様な視点から見つめ、価値観、 興味、立場の異なる様々な他者や複雑化し変化する社会との関係をどのように構築すべきであるかを考える力を 養う。

4. 身体感覚や情緒能力を養い、他者を理解する力を磨く。

 身体感覚や情緒能力を養い、言語化されないコミュニケーションや物事の理解の仕方があることを知ると共に、 他者と共に学ぶことによって自身や他者の情緒や価値観を理解する能力を身につける。

5. 思考とコミュニケーションを形作るものとしての言語の運用能力を培い、文化の多様性を理解する。

 英語必修科目の履修によって、国際化が進む現代社会に対応できる英語力を身につけると共に、その他の外国 語学習や「教養科目」区分の科目の様々な概念の学習を通じて、コミュニケーションと思考のための言語運用能 力を身につける。

 さらに、海外留学、本学へ迎え入れる外国人留学生との交流を通じ、他国文化や日本文化への関心を高め、もっ て文化の多様性を理解する。

※本ポリシーは、平成 30 年4月現在のものです。

全学共通教養教育 教育課程の編成及び実施に関する方針

(19)

沿   革

明 治

明治41年 9 月 学祖大妻コタカが裁縫、手芸の塾を創設。

大 正

大正 5 年 9 月 大妻技芸伝習所を設置。 大正 6 年 2 月 私立大妻技芸学校を開校。 大正10年 4 月 高等技芸科を増設。 大正15年 1 月 高等家政科を増設。

昭 和

昭和17年 3 月 大妻女子専門学校を設置。

昭和24年 3 月 大妻女子大学を設置し、家政学部に被服学科、食物学科、家庭理学科及び別科を置く。 昭和25年 3 月 大妻女子大学短期大学部を設置、家政科第一部及び第二部を置く。

家政学部被服学科と食物学科を併合、家政学科となる。 昭和42年 1 月 文学部国文学科、英文学科を増設。

短期大学部に国文科及び英文科を増設。

昭和42年12月 家政学部家政学科を専攻分離し、家政学専攻、管理栄養士専攻を設置。 家政学部に被服学科及び児童学科を増設し、家政学科を食物学科と名称変更。 短期大学部家政科第一部を専攻分離し、家政専攻及び食物栄養専攻を設置。 昭和45年 1 月 家政学部児童学科を専攻分離し、児童学専攻及び児童教育専攻を設置。

昭和47年 3 月 大学院(修士課程)を設置し、家政学研究科食物学専攻並びに文学研究科国文学専攻 及び英文学専攻を設置。

昭和52年 3 月 大学院家政学研究科に児童学専攻(修士課程)を増設。 昭和55年 3 月 大学院家政学研究科に被服学専攻(修士課程)を増設。 昭和56年 4 月 人間生活科学研究所を設置。

昭和57年 3 月 大学院家政学研究科に被服環境学専攻(博士後期課程)を増設。 昭和62年12月 短期大学部に生活科、日本文学科及び実務英語科を増設。

平 成

平成 3 年12月 社会情報学部社会情報学科を増設し、社会生活情報学専攻、社会環境情報学専攻及び 社会情報処理学専攻を設置。

平成 7 年12月 大学院家政学研究科被服環境学専攻(博士後期課程)を人間生活学専攻(博士後期課程) に名称変更及び改組。

文学研究科に国文学専攻(博士後期課程)及び英文学専攻(博士後期課程)を増設。 社会情報研究科を新設し、社会生活情報専攻を設置。

平成10年 3 月 文学部国文学科を日本文学科と名称変更。

平成10年12月 人間関係学部人間関係学科を増設し、社会学専攻及び社会心理学専攻を設置。 人間関係学部人間福祉学科を増設し、人間福祉学専攻及び介護福祉学専攻を設置。 比較文化学部比較文化学科を増設。

平成13年 5 月 家政学部ライフデザイン学科、文学部コミュニケーション文化学科を増設。 平成14年12月 大学院人間関係学研究科を新設し、社会学専攻及び臨床社会心理学専攻を設置。 平成17年 4 月 大学院人間関係学研究科臨床社会心理学専攻を臨床心理学専攻と名称変更。 平成20年 4 月 人間生活科学研究所を人間生活文化研究所に名称変更及び改組。

平成21年 4 月 社会情報学部社会情報学科社会環境情報学専攻を環境情報学専攻、社会情報処理学専 攻を情報デザイン専攻、人間関係学部人間関係学科社会心理学専攻を社会・臨床心理 学専攻と名称変更。

平成22年 4 月 大学院家政学研究科、文学研究科、社会情報研究科及び人間関係学研究科を統合し人 間文化研究科に改組。

平成23年 4 月 短期大学部家政科生活総合ビジネス専攻を増設。

(20)

校   歌

1.

2.

あかるく、力づよく( =92)

り あ

えん く が

ら れ わ

の ら れ わ り た

あ り た

き く と し

に に や

た か

ん え

れ は く ー が

も ー く

く だ ゆ た き く

わ さ

ら ん あ ぶ も

が ろ み ひ

う う ぜ

ぼ そ か

き き

に ん ー え く

ち み び こ ろ よ

が の こ り

の に ら れ わ

か る は

を の ざ ち

く ー

し と か

き な

わ み を の

れ は ふ

る や う

よ ー じ ー み ふ

ろ こ こ や こ

じょ

あ る う

え お

み ゆ

は か

よ か ら い る ゆ は

みく ー ー る な ざ か さ あ つ げ た か

に ー け あ に り ど み

に の ちり ふ が も の り だ ど よ 2. ち 1. ち

¨

¬

¬

¬

¨

¨

©

¨

¨

¨

©

¨

¨

¨

¬

©

¨

¨

¨

¬

¬ ¬

¨

¨

¨

©

¨

¬

¬

¯

¬

¨

©

¨

¨

¨

¨

¨

¬

¨

¨

ff

f (躍動して)

f f mf mf

p

{

{

y

~

…

…

…

y

…

…

y

y

…

…

…

…

!

!

!

¼

,,,

,,,

,,,

,,,

,,,

,,,

,,,

D?

E

E

E

E

E

E?

D

E

E

E?

E

E

E

D?

E

D?

D?

E

E

E

E

E?

E

E

E

E

E

E

E

E?

E

E

E?

E

E

E

E

E

E?

E

E

E

E

E

E?

E

E

E?

D?

D?

E

E

E

E?

D

D?

E

E

E?

E

E

E?

E

E

E

D

E

E?

E

E?

D?

E

E

E

E?

E

E

D?

E

E

E

E

E?

E E

E

E

E?

E

E

E

E?

E

D

E

E

E

E?

E

+

??

土 岐 善 麿 作詞 平 井 康 三 郎 作曲

(21)

本書の使い方

大学を徹底的に使いこなすために読む

入学してすぐに読む

ちょっと困ったときに読む

毎年、履修登録のときに読む

本学では、図書館や情報メディアなどの諸設備の充実に力を注いで

います。また、正規の教育課程に加えて、図書館学課程など、資格

取得のための課程を開設しています。本書では、これらについても

説明してあります。大学が提供しているすべてのサービスを知り、

自分のために徹底的に使いこなすためにも本書を活用してください。

「1.覚えておいてほしいこと」には、学生生活をスタートさせるた

めに、真先に必要となることがらが書かれています。また、「2.学

習について」には、履修や単位制など、大学で学ぶ仕組みについて

の基本的なことがらから説明してあります。新入生は、まず、これ

らをしっかりと読んで、大学について理解しておいてください。

本書には、キャンパスマップや校舎配置図・見取図、電話番号一覧

などが掲載されています。事務窓口や掲示板の見取り図なども確認

することができます。学内で迷ったときなどに活用してください。

(22)

1

2

覚えておいてほしいこと

学習について

学年暦(年間スケジュール)

··· 30

キャンパスマップ

 千代田キャンパス

··· 32

 

多摩キャンパス

··· 34

事務窓口 業務時間

··· 36

事務窓口 取扱業務内容

··· 38

大学からの連絡・通知

··· 40

掲示場 見取図

 

千代田キャンパス

··· 41

 

多摩キャンパス

··· 42

大学で学ぶためには

 

授業科目について

··· 46

 

単位制度と学修時間

··· 48

 

卒業するために必要な要件

··· 50

 

1年間の履修登録単位数の上限

··· 52

 

標準履修単位数

··· 52

 

第3年次進級に必要な要件

··· 55

 

卒業の認定

··· 55

 

卒業延期と前期末卒業

··· 56

 

早期卒業について

··· 56

履修登録・受講者調整

 

履修計画

··· 57

 

履修登録

··· 57

 

受講者調整

··· 60

 

学生時間割表

··· 61

 

修正履修登録

··· 61

 

履修中止による履修取消制度

··· 62

 

後期履修登録

··· 63

(23)

授業について

 

授業時間

··· 64

 

授業を受けるにあたっての注意事項

··· 64

 

出席・欠席

··· 65

 

出席管理カードリーダーについて

··· 66

 

休講・補講・教室変更・時間割変更

··· 67

試験について

 

受験資格

··· 68

 

定期試験

··· 68

 

授業期間中の試験

··· 70

 

レポートについて

··· 71

 

成績評価

··· 72

 

履修結果公開

··· 72

 

追試験

··· 73

 

再試験

··· 75

 

追・再試験結果公開

··· 75

成績と単位認定について

(24)

3

教育課程について

全学共通科目

··· 88

  家政学部

··· 88

  文学部

··· 90

  社会情報学部

··· 92

  比較文化学部

··· 94

専門教育科目

···102

  家政学部

    被服学科

···102

    食物学科食物学専攻

···106

        管理栄養士専攻

···108

    児童学科児童学専攻

···110

        児童教育専攻

···112

    ライフデザイン学科

···114

  文学部

    日本文学科

···116

    英文学科

···118

    コミュニケーション文化学科

···120

  社会情報学部

    社会情報学科社会生活情報学専攻

···122

      環境情報学専攻

···124

      情報デザイン専攻

···126

  比較文化学部

    比較文化学科

···128

        アジア文化コース

···130

        アメリカ文化コース

···132

        ヨーロッパ文化コース

···134

履修モデル

···136

  家政学部

    被服学科

···136

    食物学科食物学専攻

···138

        管理栄養士専攻

···140

    児童学科児童学専攻

···142

        児童教育専攻

···143

    ライフデザイン学科

···145

  文学部

    日本文学科

···147

(25)

5

充実した学習のために

総合情報センター〈図書館〉について

··· 232

総合情報センター〈メディア教育開発センター〉について

··· 233

4

諸課程について

教職課程

···170

図書館学課程

···205

博物館学芸員課程

···209

栄養士及び管理栄養士課程

···211

食品衛生管理者及び食品衛生監視員

··· 215

保育士課程

···216

1級衣料管理士資格

···219

フードスペシャリスト資格

···221

NR・サプリメントアドバイザー資格

···223

健康運動実践指導者資格

···224

レクリエーション・インストラクター資格

···226

二級建築士資格

···227

ビオトープ管理士資格

···229

    英文学科

···149

    コミュニケーション文化学科

···151

  社会情報学部

    社会情報学科社会生活情報学専攻

···152

      環境情報学専攻

···155

      情報デザイン専攻

···157

  比較文化学部

    比較文化学科

···159

編入学者に対する単位の認定について

···161

卒業論文等(卒業制作・卒業研究)

···163

(26)

も く じ

6

附録

組織

··· 242

学則

··· 243

教務関係諸規程

··· 254

校舎配置図及び見取図

 

千代田校舎

··· 278

 

多摩校舎

··· 307

電話番号一覧

··· 320

教職総合支援センターについて

··· 235

国際センターについて

··· 236

課外講習について

··· 237

(27)
(28)
(29)

学年暦(年間スケジュール)

···

30

キャンパスマップ

 

千代田キャンパス

···

32

 

多摩キャンパス

···

34

事務窓口 業務時間

···

36

事務窓口 取扱業務内容

···

38

大学からの連絡・通知

···

40

掲示場 見取図

 

千代田キャンパス

···

41

 

多摩キャンパス

···

42

1

覚えておいてほしいこと

 この項目には、年間のおもなスケジュールや各キャンパスのマップな ど、学生生活を送っていくうえで真先に必要になる情報が掲載されてい ます。授業やクラブ・サークル活動を通じて、複数のキャンパスを行き 来する際などには、ここに掲載されているキャンパスマップが役に立つ はずです。

 また、大学では履修の申請を含めて、すべての手続きは、自分自身の 責任において行わなければなりません。学校からの連絡事項は基本的に 掲示を通じて行われるため、常に自分で確認しなければなりません。そ のために必要な事務窓口の業務時間や取扱業務内容、掲示場の見取図な ども、この項目に掲載されています。

(30)

1

覚えておいてほしいこと

4

入学式

ガイダンス

Web履修登録

健康診断

前期授業開始

9

前期追・再試験

前期追・再試験結果公開

8

夏季休業

前期履修結果公開

前期追・再試験時間割発表

前期追・再試験エントリー

7

前期試験・補講時間割発表

前期追試験願提出期間

前期授業終了

前期試験・補講

5

前期履修取消

6

学年暦(年間スケジュール)

※3月下旬より新年度ガイダンスが始まることもあります。  日程は、掲示等で確認してください。

前期スケジュール

1

1

(31)

■年間行事予定表は、大妻女子大学ポータルサイト「U

NIVERSALP

ニ バ ー サ ル パ

ASSPORT」(通称:

ス ポ ー ト

U

NIPA)の「学内リンク集」に掲載している「教務関係予定表」で確認できます。

ニ パ

■祝日であっても授業実施日になる場合や、平日であっても授業がない日がありますので、

「教務関係予定表」で確認してください。

後期授業開始

後期履修登録

9

スポーツフェスティバル

大妻祭(文化祭)

10

後期履修取消

学校記念日【11月20日】

11

授業終了

冬季休業

12

授業再開

後期試験・補講時間割発表

後期追試験願提出期間

大学入試センター試験(臨時休業)

後期授業終了

後期試験・補講

1

後期履修結果公開

後期追・再試験時間割発表

後期追・再試験エントリー

後期追・再試験

2

後期追・再試験結果公開

卒業証書・学位記授与式

学年末休業

3

後期スケジュール

1

(32)

7

11 1

2 3

4 5

10

6

12

8

13

9

1 千代田キャンパス

キャンパスマップ

①大学校舎 A 棟 ②大学校舎 B 棟 ③大学校舎 C 棟

④大学校舎 D 棟(大妻講堂) ⑤アトリウム

⑥図書館棟 ⑦本館 E 棟

⑧本館 F 棟 ⑨別館( J 棟) ⑩大妻コタカ記念会 ⑪大学校舎 G 棟 ⑫大学校舎 H 棟 ⑬大学校舎 K 棟

1

1

 

参照

関連したドキュメント

バックスイングの小さい ことはミートの不安がある からで初心者の時には小さ い。その構えもスマッシュ

女子の STEM 教育参加に否定的に影響し、女子は、継続して STEM

理工学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部 AO 英語基準入学試験【4 月入学】 国際関係学部・グローバル教養学部・情報理工学部 AO

一高 龍司 主な担当科目 現 職 税法.

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

 履修できる科目は、所属学部で開講する、教育職員免許状取得のために必要な『教科及び

向井 康夫 : 東北大学大学院 生命科学研究科 助教 牧野 渡 : 東北大学大学院 生命科学研究科 助教 占部 城太郎 :

関西学院大学社会学部は、1960 年にそれまでの文学部社会学科、社会事業学科が文学部 から独立して創設された。2009 年は創設 50